[体験談]スタバの学生アルバイトはつらい?
そろそろ新学期になります。高校生から大学生になる方々は徐々にアルバイトを探しはじめる時期だと思います。アルバイトの中でも、学生にとってのおしゃれなバイト人気筆頭の「スタバ」を検討している方も多いのではないでしょうか。その際にこんな悩みがある方はいませんか?
スタバのバイトってきついでしょ。
スタバで働ける自信がないよ。
みなさんの心配、モヤモヤがよく聞こえます。今回は、筆者が実際に学生時代に働いていたスタバのバイトについて紹介します。今回は基本的には学生向けの記事となりますが、社会人の方にも参考になるような情報もあると思います。スタババイトを選ぶ際のみなさんの助けになれればと思います。
スタバアルバイトの概要
応募方法
スターバックスコーヒージャパンの求人情報で店舗を探しましょう。
関東圏などの交通機関が発達している地域は特に問題ありませんが、地方の学生は店舗選びは慎重に行いましょう。
通っている学校から近い場所、自宅から近い場所などで選ぶ店舗が変わってきます。
私のおすすめは自宅から近い店舗です。
大きな理由としては、学校終わりに働くと退勤時間が遅くなるからです。
店舗によって違いますが、遅い店舗だとクローズ作業が終わってから帰宅すると日が変わっています。
次の日の学校のことを考えると、自宅に近い店舗で働くことが賢明です。
面接内容
面接内容に関しては、質問内容のマニュアルがありません。
そのため、私が実際に聞かれた内容をご紹介します。
・通学している学校について
・勤務できる曜日や時間帯
・スターバックスに対してのブランドイメージ
・スターバックスでの体験
・時給は低いがかまわないか
私は普段から勉強でスタバを利用しており、マニュアルのない接客に魅力を感じ志望したことを伝えました。
また知り合いパートナーもいたため、その話題を出したことで話が盛り上がり面接を終えました。
合否の結果は一週間以内で出ました。
スタバヘビーユーザーであった私は、合否の電話がきた時にもスタバの客席にいました。
スタバのアルバイトの合否をスタバでうけるという、なかなかない経験をしました。
勤務時間
スタバの勤務は完全シフト制です。
勤務時間は店舗によって違ってきます。
その他店舗:6時〜24時
の中でシフトを組まれていきます。
学生の働き方としては、
終日学校→夕方〜クローズ作業
休校日→オープン〜クローズ内でフリー
という働き方になります。
一週間で働く日数は契約に基づきますが、大体は週3日〜4日で働いている学生が多い印象です。
学生は勉強が本業なので、学生生活が疎かにならない範囲で働くことをオススメします。
時給
大企業スターバックスでも、時給の地域格差は大きいです。
しかし、地域格差が大きいと言ってもその都道府県の最低賃金と同等のためスターバックス内で差別化されているわけではありません。
一つ言えるのは国で定められている最低賃金程度しか稼ぐことができません。(昇給はありますが)
そのため、とにかく稼ぎたい!という方には向かないかもしれません。
身なり・服装
スターバックスでは社会情勢の移り変わりに合わせて多様性を認める方針になってきています。
過去の服装は、
下衣:黒、ベージュのズボンもしくはスカート
靴:黒もしくはベージュ基調
でした。
現在はの服装はほとんど自由です。(一部制約あり)
現在持っている洋服でも十分働けると思います。
詳しくは、入社時に説明があるため確認してください。
スタバアルバイトの仕事内容
オープン・クローズ作業
開店準備、閉店作業になります。
・フードや資材の納品チェック
・エスプレッソマシンの準備
・フード陳列
・布巾等準備
・ドリップコーヒー準備
・エスプレッソマシンの締め作業
・ドリップコーヒ抽出機器の締め作業
・シロップポンプやドリンク作成資材の洗浄
・トイレやフロアー清掃
・フードやシロップなどの賞味期限チェック、廃棄
ドリンク作成・フード準備
スタバで働く中でメインの業務がドリンク作成やフードなどの商品準備です。
メインの業務でありながら、一番負荷量が多い仕事です。
皆さんが実際にスタバに行ってドリンク作成する姿をよく見ていると思いますが、あの工程の中で様々なスキルが含まれているので紹介します。
・カスタマイズの可能、不可能があるため覚える
・同時に2つのドリンク作成を行う(正確に作成されたドリンクを速くお客様にお渡しするため)
・ドライブスルーのお客様をインカムを使用して対応する
・入退店するお客様へ挨拶
精神的・肉体的にも体力がないと相当きつい仕事です。
ですが不安に思わなくても大丈夫です。
社内の教育専用アプリや教材が準備されており、教育体制はしっかりと整っています。
トレーナーパートナーや一緒に働くパートナーのサポートがあります。
あまりビクビクせずに飛び込んでも大丈夫です。
接客
スタバの店内では会話が多いイメージがあると思います。
お客様が知りたい、求めていることに対して情報を提供することも一つのサービスです。
人とのコミュニケーションにおいても教育プログラムが組まれるほど、スタバにはコミュニケーション能力が求められます。
特に求められるコミュニケーションスキルは
・察するスキル
この2点が重要になります。
スタバ以外でももちろん必要なことですが、特にスタバのアルバイトでは多彩なスキルを活用してお客様とコミュニケーションをとっていくことが求められます。「察するスキル」とはスタバの学習プログラムの中でも口酸っぱく言われるスキルです。
スタバアルバイトの楽しいところ
人とのコミュニケーション
スタバでは老若男女のお客様、学生から医者など本当にさまざまなお客様がいらっしゃいます。
そのような方々と世間話や、いろいろな情報を聞けることがとても楽しいのがスタバならではだと思います。
お客様だけではなく、パートナー同士のコミュニケーションもとても楽しいです。
スタバは社員、主婦、学生などさまざまな立場の人たちが働いています。
学生が幅広い年代の方々とコミュニケーションをとることで、自分が生きていくために必要な知識やスキルを得ることができます。
また、自分が何かに挑戦しようと思った際にはその道の経験者もいることがあるため、その際には助言や挑戦に必要な物を譲り受けることもあります。
自分が作成、準備した商品で喜んでもらえる
やはりスタバの期間限定のフラペチーノ®は毎度人気が高いです。
新商品販売初日は非常に混雑します。
新作ドリンクを受け取ったお客様は皆さん決まって笑顔です。
自分が作成した商品が他人の人生を豊かにできる瞬間を見れます。
このような瞬間に関われるのはスタバのアルバイトを楽しく感じられる大きなポイントだと思います。
お客様に商品を最大限に楽しんでいただくためには、商品やサービスプランなどについて日々勉強していく必要があります。
学生だからといって、中途半端なサービス提供をして良いことにはなりません。
スタバのパートナーの一人として責任を持って行動いていくことが求められます。
スタバアルバイトのきついところ
覚えるべき情報量が多い
コアドリンクのレシピ、フードの商品概要、コーヒーの基礎知識などとにかく覚えるべき内容が多いです。
商品以外にも、機械のメンテナンス・清掃や期間限定サービスの内容なども覚える必要があります。
おそらく暗記が苦手の人は相当心が折れかけるでしょう。
コア商品だけでも精一杯のところ、1〜2ヶ月に1度は新商品が出ます。
暗記が苦手な人からしたらたまったもんじゃない。
日々新商品が発売されるスタバではそれに合わせて毎度勉強していく必要があります。
求められるレベルが高い
学生だろうが、社員だろうが関係ありません。
お客様はスタバというブランドへの高い信頼のもと利用されます。
そのため、どのパートナーでも皆同等以上のカスタマースキルが必要です。
どれだけ混雑していても、素早いサービス提供とどの店で飲んでも変わらない品質を維持し続ける必要があります。
スタバではアルバイトという感覚よりも、スタバの社員であるという気持ちで仕事に臨んでいく方が良いかもしれません。
スタバアルバイトのメリット・デメリット
メリット
社会で生きていくためのスキルを習得できる
スタバはとにかく忙しい仕事です。
その中でも、サービスレベルを落とさずに作業を効率よく進めていく必要があります。
自分がどのように振る舞い、スタバ・お客様に対して貢献していくかということを常に考えることを求められます。
この経験から業務遂行の効率性を学ぶことができます。
スタバでは、お互いのことを認め合うことを重要視しています。
相手に対してのリスペクトの気持ちを表し、自分の意見の表出も行うことが必要です。
こうすることで、店舗がより良い方向に進み、お客様に反映されるという考え方です。
このように自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、お互いを認め合いながら進んでいくことの大切さを学ことができます。
この考え方は働くようになってからもとても生かされています。
学生アルバイトの中ではここまで人生に必要なことを得られる環境はありません。
福利厚生が手厚い
・社会保険
スタバのアルバイトでも社会保険の加入ができます。
学生アルバイトの場合は扶養内で働きたい方がほとんどと思います。
そのため、学生アルバイトの場合には社会保険の話題は関係ないでしょう。
・定期検診
学生アルバイトでも定期検診の義務化もされています。
ここまで手厚く学生アルバイトを雇ってくれる企業は少ないのではないでしょうか。
・社員割引
全国のスタバ店舗の商品を3割引で購入することが可能です。
ドリンク
フード
アイテム
全て割引対象です。
学生が勉強として利用する際にも割引が適用されるので、非常に手厚い福利厚生です。
新作ドリンク、フードをいち早く試せる
新作ドリンク、フードを数週間前に試食が可能です。
目的はテイスティングをすることで、自分の言葉でお客様に対して魅力を伝えることができるようにすることを目的としています。
ですので、ただただ「美味しい美味しい」と楽しむのではなく、目的をしっかりと持ってテイスティングをすることが求められています。
デメリット
学業との両立が大変
ただでさえ学校の勉強も大変な中で、スタバの勉強もしていく必要があり両立が非常に大変です。
私は理学療法士の学校に通っており、日々の勉強時間も確保しなくてはいけませんでした。
勉強時間の確保のために、学校終わり〜シフトイン前、休憩時間は勉強していました。
スタバだけではないと思いますが、学生の本業は勉強ですので両立を上手くできない方は苦労する仕事内容です。
スタバアルバイトが向いている人
人と話すのが好きな人(得意な人)
スタバのアルバイトはとにかく人とコミュニケーションをとる仕事です。
ただ雑談をするのではなく、会話の中で商品の説明も含め購買に繋げるスキルが必要です。
人とのコミュニケーションを楽しく感じ、ストレスに感じない方はスタバでのアルバイトに向いています。
要領が良い人
スタバではお客様への高品質な商品・サービス提供が必要です。
それと並行してお客様を相手位にしないような雑務系の業務もあります。
お客様ファーストでありながらも、他の業務も遂行していける柔軟性を求められます。
稼ぐ<成長を求める人
正直スタバの給料は低いです。
都道府県の最低賃金レベルの給料となっているため、とにかくお金を稼ぎたいという方には不向きです。
ですが、スタバのアルバイトは他の学生バイトでは得られない経験ばかりです。
お金を稼ぎながら、社会経験を得ていきたいという人にはスタバでのアルバイトは向いていると言えるでしょう。
まとめ
学生アルバイトでのスタバは花形と言えます。
しかし、花形と反対に業務内容は多忙を極めます。
学生アルバイトとしてはきついと思うことが多いですが、その分やりがいをとても感じます。
人として成長していきたい、自分がスタバで経験したことをパートナーの立場になってお客様に還元していきたいと思える方は、自信を持ってスタバのアルバイトに挑戦してみください。
応援しています!!!
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